第1回Web3.0とは何か(全6回の1回目)
- 高野久

- 2025年9月18日
- 読了時間: 5分
更新日:2025年9月25日
Web3.0入門講座
蒼希株式会社の代表、高野久です。
皆さん、こんにちは。今日から始まる「Web3.0入門講座」へようこそ。
このシリーズでは、インターネットの進化とその先にある「Web3.0」の世界について、6回にわたって学んでいきます。
記念すべき第1回目のテーマは「Web3.0とは何か」です。
いきなりWeb3.0という言葉を聞いても、ピンとこない方も多いかもしれませんね。
「新しいインターネット?」「仮想通貨のこと?」「メタバースと関係がある?」実は、これらはすべてWeb3.0と深くつながっています。
本日のゴールは、次の3つです。
インターネットの歴史を振り返り、Web3.0がなぜ必要とされるのか理解する。
Web3.0の特徴をつかむ。
私たちの生活にどのような影響があるか、イメージできるようになる。
第1章:インターネットの三つの時代
まずは歴史から整理しましょう。
インターネットの進化は、大きく Web1.0、Web2.0、Web3.0 の3つに区分されます。
Web1.0:読むインターネット(1990年代)
この時代のインターネットは、ほとんどが静的なホームページでした。企業や団体が一方的に情報を発信し、ユーザーはそれを“読むだけ”。
まるで図書館の本を閲覧するような体験でした。
例としては、初期のYahoo!ディレクトリや企業サイト。
双方向性はほとんどなく、情報の流れは一方通行でした。
Web2.0:参加するインターネット(2000年代〜現在)
次に登場したのがSNSやブログ。ユーザー自身がコンテンツを発信できるようになり、インターネットは双方向のコミュニケーションの場へと進化しました。
Facebook、Twitter(現X)、YouTubeなどは典型的なWeb2.0サービスです。
この時代のキーワードは「プラットフォーム」。GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)が巨大な力を持ち、ユーザーのデータや行動を集めてビジネスに活用する構造が確立しました。
Web3.0:所有するインターネット(これから)
では次に来るWeb3.0は何か。一言で表すなら「自分のデータを自分で所有できるインターネット」です。
ブロックチェーン技術を基盤とし、中央管理者に依存せずにデータや価値をやり取りすることが可能になります。
従来の「読む・書く」に加えて、「所有する」という新しい要素が加わるのがWeb3.0の特徴です。
第2章:なぜWeb3.0が必要なのか
ここで考えてみましょう。Web2.0の世界はとても便利です。
SNSで世界中の人とつながり、スマホ一つで買い物もできる。
しかしその一方で、次のような課題が浮き彫りになっています。
データの独占
私たちが投稿した写真や動画、検索履歴、購入履歴。これらはすべてプラットフォーム企業に集められています。
「誰が」「どのように」そのデータを使っているのか、ユーザー自身にはほとんど見えません。
検閲やアカウント停止
SNSの運営者が一方的にアカウントを停止したり、投稿を削除することもあります。
つまり“表現の自由”が、企業のルールに大きく依存してしまうのです。
逆もしかり、フェイク画像というか、著名人の顔写真を勝手に利用して詐欺を働く行為もありますね、いまだに停めることができません。
利益の偏り
YouTubeで人気動画を投稿しても、広告収益の大部分はプラットフォームが持っていきます。
コンテンツを作った人に十分なリターンが回らないという構造があります。
こうした問題を解決する可能性を秘めているのがWeb3.0です。ユーザーが自分のデータを所有し、自由に管理できる社会。その基盤となるのが「ブロックチェーン」なのです。
第3章:Web3.0の特徴
では、Web3.0にはどのような特徴があるのでしょうか。主なものを整理してみましょう。
分散化(Decentralization)
中央の管理者がいなくても、ネットワーク全体でデータを共有・検証します。全体が監視しているのです。
よってビットコインのように銀行の口座に頼らなくても送金できる。SNSの会社に頼らなくてもコミュニティを維持できる。
これが分散化の力です。まだ意味不明ですねww
データの自己主権(Self-Sovereign Identity)
パスワードやアカウントを企業に預けるのではなく、自分自身がデジタルIDを持ちます。
たとえば病院の診療データを、自分の判断で別の医療機関に渡すことができるようになります。
トークンエコノミー
ブロックチェーン上で発行されるトークン(暗号資産やNFT)を用いて、参加者が直接価値をやり取りできます。
ゲームで手に入れたアイテムを自由に売買したり、DAOで投票権を持ったり。
従来の「サービス内ポイント」とは違い、ブロックチェーン上で保証されるのが特徴です。
第4章:生活の中でのWeb3.0
ここまで聞いても、まだ少し抽象的に感じるかもしれません。そこで、具体的に私たちの生活にどんな影響があるのか考えてみましょう。
音楽・アート
NFTを利用すれば、デジタル作品の“本物”を証明できます。これによりアーティストが正当に収益を得やすくなります。
昨年これでビジネスコンテストに参加して賞は頂きましたが、本当にできるの?という評価が、、僕の説明が足りなかったのでしょう。。。。
金融(DeFi)
銀行口座を持てない人でも、スマホとインターネットさえあれば融資や投資が可能になります。
医療・教育
学歴や資格の証明をブロックチェーンに記録すれば、偽造が難しくなり、国境を越えて活用できます。
物流・サプライチェーン
食品の生産地や輸送経路をブロックチェーンで追跡し、安全性を保証する取り組みも進んでいます。
このように、Web3.0は単なるITの話ではなく、社会の仕組みそのものに影響を与える可能性があるのです。ここは覚えていて欲しいです。
第5章:まとめと次回予告
さて、本日のまとめです。
インターネットは Web1.0(読む)→Web2.0(参加する)→Web3.0(所有する) と進化してきた。
Web3.0の背景には、データ独占や利益偏在といったWeb2.0の課題がある。
Web3.0の特徴は「分散化」「自己主権」「トークンエコノミー」。
音楽・金融・教育・物流など、私たちの生活の多方面に影響を与える。
次回は、Web3.0を支える基盤技術である 「ブロックチェーンの仕組み」 について詳しく学んでいきます。「なぜ改ざんできないのか」「なぜ信頼できるのか」。その秘密を解き明かしていきましょう。
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